健康診断と高価なご飯の、その外側
両方とも必要だ。両方とも、それだけでは健康寿命の全部を持てない。
健康診断に通っている。袋の値段も、療法食に変えてから上がった。それでも「これで足りている」と言い切れる人は、意外と少ない。足りている気がしないのは、感覚が正しいことがあります。
検査は点です。ご飯は、食べられて初めて線になります。点と線のあいだに、生活がある。水を置く場所、トイレまでの距離、夏の室温、歯ぐきの色、散歩の後半の速度。高いご飯は、そこを自動では埋めてくれません。
正常の内側に、変化がある
一般的な血液検査のBUNとクレアチニンは、腎臓を見る代表選手です。ただし食事、脱水、筋肉量でも動きます。初期の慢性腎臓病では、血液より先に尿の濃縮力や尿たんぱく、腎臓の形が変わることもあります。
「異常なし」は安心材料です。完了の印ではありません。尿検査、SDMA、血圧を足すかどうかを、年と体質に合わせて獣医師と決める。去年の数字を持参する。それが高価な検査を増やすことより先です。
食べられないご飯は、高くても働かない
腎臓用の食事は、リンやたんぱくの設計が製品ごとに違います。いちばん低い数字の袋が、その子に最適とは限りません。食べ残しが続けば、カロリーもビタミンも足りなくなる。筋肉が減ると、クレアチニンが実際より良く見えることさえあります。
だから「高いご飯をあげている」は、愛情の証明にはなっても、管理の証明にはなりません。一日に食べた量、体重、腰の肉を記録する。療法食を拒否する日は、空にするより獣医師に相談する。
イヌトウキは、この外側に置く小さな習慣です。検査の代わりでも、食事の代わりでもない。土台の上に、耳かき一杯を足すかどうか。その判断も、数字と食欲を見てからでよい。